ちょっと関心をもってみよう会のメッセージ

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2002年5月20日

 
 
ちょっと関心をもってみよう会

(略称:ちょっとみ会)

連絡先:stop-hamaoka@mbk.nifty.com

 


  私たちは、静岡県東部で勉強会を開いている市民の集まりです。昨年夏の静岡県知事選挙を通して、主婦や会社員、学生も政治に関心をもつことの大切さを感じ、これまで勉強会を重ねてきた中で、原発震災の危険を知りました。折しも、下河辺 淳(元国土庁事務次官)、相馬 雪香(尾崎行雄記念財団副会長)、錦織俊郎(元日本高温ソーラー熱利用協会副会長)、長谷川 晃(元米国物理学会プラズマ部会長)、水野 誠一(前静岡県知事選候補)、村田 光平(前スイス大使)各氏が記者会見にて浜岡原発の運転停止を求める声明文を連名で発表されました。私たちもこのような危機感を重く受け止め、被害が想定されるエリアの市民の皆様に呼びかけます。

   東海地震がいつ来てもおかしくない時期に入ったことは、多くの研究者が指摘しています。そして、静岡県浜岡町の原子力発電所がその想定震源域のほぼ中心にあります。昨年11月の1号炉配管破断事故以来停止している1、2号炉の運転が、近く再開されようとしています。この原発は、東海地震が想定される以前に作られたものです。原子炉は、地震発生時に緊急停止しても最低3ヶ月は冷却しつづけていなければならず、地震で冷却配管等が破壊された場合には、大惨事となります。チェルノブイリ以上の出力を持つ浜岡で事故が起きた場合、放射線災害は静岡県下にとどまらず、偏西風により東京を含む首都圏にも広がります。あなたの暮らす地域もご家族も例外ではありません。

  東海地震は初めて原発の直下で発生する巨大地震です。「想定外の事故は100%起こらない」とは誰にも断言できません。昨年11月の浜岡原発でも、阪神大震災でも、想定外の事故が起こったのは事実です。東海地震が過ぎるまでの間、浜岡原発の運転を止めておくべきではないでしょうか。それが想定外の事故を起こさない最も簡単な方法です。この呼びかけでは、私たちは原子力発電そのものの是非を問いかけているわけではなく、あらゆる立場を超えて、すべてのいのちを守るために東海地震が過ぎるまで浜岡原発を止めておくことを訴えます。その間の電力供給は維持できるというデータがあります。

  私たちが主婦を対象に行なったアンケート調査では、東海地震の想定震源域のほぼ中心に浜岡原発があるのを知っている人は、県内でさえも全体の35%でした。この危険が、市民にほとんど知らされていないというのは大きな問題です。
私たちの生命が、知らないところで危険にさらされています。被災のエリアを考えると、皆さんも決して他人事ではありません。私たち市民にできることは何かないでしょうか。その一つの例として、下記のホームページを是非ご覧下さい。周りの人にも広くこの事実を伝えて頂きたいのです。声明文及び各資料も公開させて頂いております。是非ご参照下さいますようよろしくお願い致します。

  ≪ここに情報公開中!!≫ → http://www.stop-hamaoka.com

  各市町村の議員の皆様方には、私たちのこの声に耳を傾けていただき、地方自治法第99条2項に基づいた意見書として採択し、関係行政庁に提出して頂くことを切に願います。
  


お知り合いにも、どうかこの情報を伝えてください。
 


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