■11月29日(月) 原発が安全かどうかの判断はコストによって左右される、ということが露骨に示されてしまいました。 東海地震が予想される地域にある浜岡でさえ止めない国が、今さら他の原発を心配する方が意外ですが、事態の深刻さと切迫性を考えると暗澹たる気分になってしまいます。 マスコミの中で、毎日新聞が地震と原発の問題を取り上げてくれるのはとても嬉しいです。ただ、今回の記事は読みにくく、理解するのに時間がかかりました。もっと分かりやすい記事を!(山内)
コーディネーターは「浜岡原発止めよう裁判」の弁護士、河合弘之さん。 パネリストに、地質学者の塩坂邦雄さん、元GE原発技術者の菊池洋一さんなどを迎えました。 塩坂さんは、台湾の地盤の変動データを台湾大地震以前から持っており、プレートの構造などが似ている日本に当てはめると、そろそろ東海地震は危ないと考えられると論じました。 台湾は大地震の5年前から地殻の変動が始まっていたそうです。日本では御前崎の隆起が2000年の夏から始まっているのです。そうです、来年で5年目に入るのです。 それと塩坂さんは「HAMAOKA GO TO BED」というタオルを自らデザインして作り、販売しました。「浜岡原発は地震がすむまで寝ていてね!」 ということです。5基あるからベッドも5こ。かわいいデザインでなかなか評判がいいのです。ラジオアクティブマークなどを使わないところが味噌だとおもいます。 元GEの菊池さんは、私は以前から何度もお話を聞いているのですが、お会いする毎に新しい話が聞ける。原発に直接現場で責任ある立場で携わっていた人で、ここまで喋ってくれるひとはこの人くらいしかいないのではないかと言われています。 ひとつに要約するとすれば、原発というのは先端技術の固まりのように見えて、実はまったくその正反対である、ということです。これほど遅れた技術は(遅れさせてしまった技術は)他にないということです。 二人の話の後、第2部は地元の方や静岡市議の方のお話がありました。なかなか時間の制約があって、これからどうする?という具体的な目標があまり示せなかったのが残念ですが、最後に東井怜さんから希望的報告。 1〜2号機はシュラウド交換(ほんとにやるの?)で最低1年以上は止まっている。4号機は定検中だが、これもシュラウドにたくさんのヒビが見つかり、うまくいくと停止期間が延びる可能性も。現在唯一稼働中の3号機も来年1月からは定検に入る予定だが、4号機とほぼ同じ条件のためシュラウドのヒビはたぶん同様に見つかるだろう。 4号機、新たなひび割れ 浜岡原発 前回検査部分の外側 (静岡新聞) すると地震に弱いと言われている1〜4号機が一斉に停止します。5号機は残念ながら営業運転に入ってしまうようですが。 夕方の5時からは静岡市街をパレードしました。市街パレードは初めてのことです。翌日、朝日新聞の静岡版に記事が出ました。(葛西) 一方、中部電力が予測する津波は最大でも6.0m。中電の「数値シミュレーション」の甘さがここにも現れています。 それでも、砂丘の高さが10〜15mあるので大丈夫、という論陣が張られると思いますが、津波は砂丘を駆け上がるので、8mの津波は確実に原発の敷地内に流れてくることでしょう。 そのときに、原発の「防水扉等」が本当に水を防げるのか、心配になります。(山内)
以下、新潟日報のコメントです。 市の柏崎原発に対する姿勢も変化しそうだ。会田さんは「原発との共生」としながらも「大地震が発生したら、原発を止めて点検させる」と訴えるなど安全確保へ厳しい構えを見せてきた。 地元以外ではほとんどニュースになっていませんが、地震時の対応はもちろん、今後のプルサーマル計画が柏崎ではできなくなるなど、国の原子力政策にも非常に大きな影響がありそうです。21日日曜日には隣の刈羽村で村長選があり、こちらも原発を抱える地元です。結果を注目しましょう。(山内) もう「これでもか!」と言わんばかりの怒涛の攻勢です。私たちは、朝日新聞に大きく浜岡の記事が載っているのに気づいた日は、よく眠れないほど興奮しました。 では、なぜ今、名古屋で? その一つには2001年に東海地震の予想震源域が見直され、名古屋でも相当の被害が出ることが分かり、地震への関心が高まっていることがあるようです。 この記事は、名古屋の血気盛んなデスクの暴走などではなく、東京本社ともよく相談した上で、慎重に掲載されたようです。13日の記事を見るとカラーの図がありますが、これだけでも力の入れ方が伝わってきます。 事故の際の予想死者数がグラフになるなど、ここまで朝日新聞が踏み込んだ記事を書いてくれるとは予想だにしていませんでした。 六ヶ所村の核燃料再処理施設の問題で「国策」に自民党からも異論が噴出しているのを見ると、原子力タブーは少しずつ壊れてきているのか、という気がします。(山内) ●浜岡4号機のアルカリ骨材のデータ偽造問題で、原子力保安院は、タービン建屋、原子炉建屋ともコンクリのサンプル抜き取り調査を指示しました。嬉しい驚きです。徹底した調査を求めます。 【記事から引用】 M8クラスの最大級の地震が起きると分かっているところに原発を作ること自体が異常なのに、そこに根本的な材料の不正があったことが発覚したわけです。一歩間違えば日本経済は壊滅し、数千万人が被曝する危機なわけです。 それなのにサンプルの抜き取り調査もなしに安全を確認したという中電と原子力保安員は本当に信じられないし、もっと驚きなのは、この「事件」について大手のマスコミがほぼ沈黙を保っているこの状況です。 今後、中電と原子力保安院は相当な世論の圧力がなければ、サンプルの抜き取り調査はやらないでしょう。なぜならば、仮にコンクリートの数値が許容範囲外だったら運転停止は当然として、再開をするにはまた土台から作り直すことになる可能性をはらんでいるからです。 告発者が実名と写真付きで登場し、アルカリ骨材検査のデータ偽造とサンプルの差し替えの手口を告白しています。 ◎週刊現代から一部引用 しかし中電は、コンクリートのサンプル抜き取り調査もなしに、目視のみの検査で安全だと強弁しています。 阪神大震災であまりにもあっけなく高速道路が倒壊した無残な記憶がある私たちは、到底そのような説明で納得できるものではありません。 中電及び「業界」と一心同体の原子力保安院が安全性を無視した「突撃」をするのも許せませんが、この問題をほとんど取り上げようとしない報道機関にも強い怒りを覚えます。 JANJANと週刊現代のみがこの内部告発を追求する現状が、この国の悲しい未来を予感させます。(山内)
現在、発売中の「プレジデント」に記事になっているように、先日、稲盛和夫・京セラ名誉会長が賛同人になってくださったことで財界に衝撃が走りました。今回はそれを上回る衝撃が社会に走るかもしれません。 恐らく今世紀最大規模になるであろう巨大地震の震源域に老朽化した原発が稼動している。このあまりにも異常かつ無意味なリスクが、この国の指導者層に認識されてきたようです。(山内) ■7月16日(土) 「東海地震が起きても、浜岡は絶対に大丈夫だ。国民を不安に陥れるような放送をするならスポンサーを引き上げる」と。 TV朝日もある程度の覚悟を持ってやっていると思いますが、激励というか報道の姿勢を支持するメールを出しましょう。(山内) ◎「報道ステーション」にはここから
民主党の中に、『東海地震と浜岡原発』の問題を正面から取り扱える議員が誕生したことには、大きな意味があります。 問題解決に向けてできることを進めていきます。ほんの少しずつでも、できることをみんなで出し合って、一緒にやって頂けたら幸いです。 今後も全国署名に力を注いでいきます! 喜納さんは既に3000枚の署名用紙を取り寄せて選挙と併せて各地で署名にも積極的にご協力 第一次集約2004年8月6日 百万署名をまずはきちんと集められるようにどうかご協力よろしくお願いいたします!(コナン) 原発震災を防ぐ全国署名http://www.geocities.jp/genpatusinsai/
浜岡に関する内容をかいつまんで紹介すると、「日本は4つのプレートが集中する地域なので火山や地震が多い地域である。そんな地震が多い場所にもかかわらず、世界で3番目に多い52機もの原発が現在、稼動している。 特にM8規模の東海地震の震源域にある浜岡原発は危険だ。私が浜岡を訪れて調査したところ、浜岡原発がある地域の地盤は非常に脆い。 この状態は極めて危険である。もはや問題は、日本で原発事故が起きるか否かではなく、いつ起きるかである。」 私たちは、モレ氏の警告をどう受け取るべきでしょうか? 良識ある人々に彼女の言葉が届くことを祈るばかりです。 英語のページにモレ氏の記事のリンクを張りました。また、石橋教授の「こがヘンだよ中部電力!」の英訳も新たに掲載しました。あわせて、活用してください。(山内)
2時間に及ぶ気迫のこもった熱弁に会場全体が息をのみました。 東海地震のメカニズムから始まり、東海地震説が世に出るまでの裏事情など提唱者ならではの話が盛りだくさん。石橋教授がパワーポイントを駆使して、様々な画像や音声をふんだんに使用して臨場感を出してくださいました。 前半に地震はどのようにして発生するのか、そして東海地震のメカニズムを解説し、最後に浜岡原発が東海地震で事故を起こしたら破滅的な被害をもたらすであろうことをお話してくださいました。 「『電力会社の安全性の根拠は実際に岩石破壊が起きるアスペリティ(固着域)が原発直下に無い震源モデル。想定外の原発被害は起こりうる』とし、『放射能汚染した地域の救助、救援はほとんど不可能。仮に決死隊を作っても放射能汚染した車両や機器が大量に残る』と主張し、事前対策の必要性を強調した」と静岡新聞でも報道されています。 会場に来てくれたほとんどの方が、東海地震と原発を結びつける発想がなかったため、大きなショックを受けたようです。(それは当然だと思いますが。)もっとも印象に残ったことをアンケートで聞いた結果、群を抜いて多かったのが、『東海地震で浜岡原発が事故を起こす原発震災の危険を知ったこと』でした。 石橋氏の著作『大地動乱の時代』も100冊完売。大好評でした。応援していただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました。 講演会の後、別室で「懇談会」を行い、つっこんだ質問をする機会がありました。石橋教授は、あまり表情を変えないのでクールな印象を与えますが、実はユーモアのセンスのある方だとお見受けしました(笑)。(山内) ―・―・―・― 参加できなかった方のために ―・―・―・― 石橋克彦講演会実行委員会 事務局(PR担当)古長谷稔 “「上質な怪文書」が訴える「核燃中止」” A4版で25枚。無記名の文書が霞ヶ関周辺に出回り、これが官僚によりものだと推測されています。 元東電副社長・元日本原燃社長の豊田正敏氏も「勇気ある行動だ。政府が舵を しかし・・・ 「政策を変えた途端、過去の政策を前提にした事業や特殊法人が存立できなくなる。責任問題が噴き出す。政治家が決断できないので、役所も上層部にいけばいくほど腰が引けてしまう」(本文より) ということで官僚、政治家、電力業界の無責任きわまる政策の結果、問題は先送りで放置されたまま。これと全く同じことが浜岡の問題にもあてはまるんだと思います。 誰がどう考えたって、あんなところで原発を稼動させるのは危ない。 でも、そんなところに原発を作った責任と、他の原発に与える影響が恐くて何も言えない。そんなところではないでしょうか? ただ、良心的な官僚が「怪文書」という形であれ、国策に異議を唱える勇気を持ったのは素晴らしいことです。これは朝日新聞で自民党・河野太郎議員が核燃施設に正面から反対したのも大きいと思います。 もしかしたら、浜岡版「河野太郎」が出現したら、浜岡問題の風向きも変わる可能性があるんじゃないでしょうか? そのくらいの危機感は水面下で官僚たちにも共有されているかもしれません。(山内) ◎参考 しかし、今回の署名の目的はできるだけ多くの人の意見を集めることで、国会議員が動きやすいような状況を作ることにあります。ちょっと下品な表現を許してもらうならば、「署名の力で議員さんのお尻を蹴っ飛ばす」と言っていいかもしれません。 目標は百万人。自治労などの全国組織の力がなければ到底達成できる数字ではありませんが、組織に属していない私たちも、ガンバって署名を集めましょう。(^-^)v ところで、5月22日に三島市で石橋神戸大教授の講演会が行われます。石橋さんは東海地震説を発表して、国にその重要性を認識させた方です。それだけに「原発震災」への強い警告を私たちは真剣に受け止める必要があるのではないでしょうか? 150年に一度の大地震の揺れが全て分かったかのような、すべて「想定内」の枠内で収まると満ち溢れた自信でひたすら「安全」を主張する国や中部電力。そして、どのような揺れになるのかまだ分からないのだから、浜岡原発は止めるべきと言う石橋教授。 あなたはどちらに説得力を感じますか? (山内) 結果は以下のとおり。
現地で動いた我々をはじめ、現地に入れなかった多くの人の不安をよそに浜岡原発はこれからも運転を続けてしまうことになりそうです。現実を冷静に受け止め、次の策に向けて準備を進めたいと思います。 来週4月26日、チェルノブイリ18周年の日から、全国署名運動を開始します。自治労と市民が広くつながり、村田光平氏が顧問という形で賛同者を募って頂いております
こういう場合、普通は、無党派候補を、超党派で推して、それに、県内各地方の共産党が、外人部隊も含め、応援するという形が多いのですが、今回は、旧御前崎町で、評判の良い、前共産党町会議員を、超党派で、担ぐという、形になりました. 完全無党派候補を推すという、形式の模索も、あったようなのですが、有力候補可能者は,エコ住宅会社の社長で、政治の世界に本格的に、乗り出すとなると、会社をあきらめざるをえず、最後の踏ん切りがつかず、今回は、つくる会の後援会長です。 今回の選挙には、広瀬隆さんや、前スイス大使の方も、応援のメッセージを、送ってくださいます。 静岡県内の各種エコロジー関係の団体も、本格的に動き始めるよていです. 私は、雑用の仕事に、忙殺されていますが、共産党から1銭の資金援助も受けていない,新聞に6万5000円の選挙広告も出せないウルトラ貧乏選挙です。応援してね!
(T) 他の候補予定者に対するネガティブキャンペーンでなく、浜岡・御前崎地域の未来性に言及した、強力なリーダーシップの姿勢が、じわじわと若い子育て世代のお母さんの共感をよんでいるようです。 『 変えにゃあいかん、おらがまち 』 自然なやり取りの中から生まれたキャッチフレーズは、なんともベタな表現がかえって心をつかんで離さないんだそうです。周りで支える超党派のたくさんの市民の想いがこの表現に結集しています。 原発問題は、地元ではすべての経済活動と密接した根の深い課題です。巨大地震が近づいているからという理由で簡単に割り切って運転停止を選択する空気はありません。多額の税金が投入される不自然さを感じながらも、一度味わってしまった甘い汁から抜け出せないジレンマの中で、今、御前崎市が全国に先駆けて新しいポスト原発ビジョンを打ち出そうとしています。巨大地震がくるという『最大のピンチ』は、脱原発ビジョンに立てば、実は『最大のチャンス』でもあるのです。 ようやくネット環境が整いました。ご協力くださった皆様どうもありがとうございました。セミナーハウス(宿泊施設)には、昨晩は5名、今晩は3名、明日の晩は9名が宿泊中です。確実に広がりを見せていますが、まだまだ、人が足りません。皆様のお力をよろしくお願いいたします。 本日より不定期にてメールニュースを発行させて頂きます。御前崎市に皆様から爽やかな風を送りこんでください!できることがたくさんあります。 蛍光ペンで虹を書く楽しい作業から、ハガキの宛名書き、ビラ配り、街宣車の運転サポート、応援演説まで、できることがたくさんあります。地元の方々は想いはあっても、なかなか表てに出るのは難しい戦いです。頼りになるのは原発震災を愁う全国の皆さんです。 ご支援の意思表示を、電話・FAX・E-mailなんでも構いませんのでどうかよろしくお願いいたします。どこにいても、いつでもできる支援方法をその都度お伝えいたします。 皆さんもぜひ、この選挙を見守って頂き、多くの人にこの歴史的変革への参加をよびかけてください。お時間のある方には、ぜひ一度、一時間でも二時間でもご協力を頂きたい。必ずや時代が動くと信じています。どうぞよろしくお願いいたします。(コナン) そこへ、願ってもないビッグ・チャンスが飛び込んできました。浜岡原発のある浜岡町は、この4月1日から隣の御前崎町と合併し、御前崎市となります。そこで4月18日、市長選・市議選が行われます。この市長選に原発とめてといい続けてきた伊藤実さんを中心とする市民の皆さんが、超党派で候補者を立て、現職町長らと三つ巴の選挙戦をたたかうというのです。 候補者は薮内伸哉さん。59歳。前御前崎町議として町内の信望の厚い方です。ライバルは浜岡の現町長と議長。どちらも浜岡町内で評判の悪名高き御仁。こんな有利な選挙はめったに考えられない、サイコーのチャンスです。 薮内氏は共産党町議でしたが、任期切れの4月1日からは無所属で、と言明されています。選挙費用も党からは受けません。もちろん原発に対してはこれまでも議会ではっきり発言、その姿勢は伊藤さんの折り紙つきです。 ◆◆短期決戦・ご支援のお願い 地元では、原発がらみの選挙運動に加われる方は限られています。けれども選挙に勝つためには、有権者の心に訴える、手のかかるたくさんのお仕事が必要です。 日本中、どこにいてもできることがどっさりありますので、できるところで、できることを協力しようと、「勝手に応援する会」をたちあげました。県内、近県など当地に来ることのできる方は是非お出かけください。ビラまき、運転、選挙はがき準備などなどいろいろあります。今すぐ必要です。 具体的にはこれから次々と投げかけますので、至急下記お知らせください。 イ)現地に来られる方(宿泊用意あり、長期歓迎)車の有無、希望日 ロ)グループでまとめて作業を受け持てる方:何人分程度、何日ごろ ハ)一人でもできること:すぐでも可・不可、または希望の日程 お名前、ご連絡先を添えて至急お返事を下記まで。折り返しご連絡します。(SEA) ◆◆カンパのお願い:すべてカンパでまかないます。 もちろん浜岡原発にも触れられています。チェルノブイリの放射能分布図が登場し、さらに、その図を日本に当てはめてチェルノブイリと浜岡を置き換えた図が画面に登場したときにはしびれました。ぜひ一度ご覧になってみてください。 残念ながら今上映している映画館は東京で2箇所だけです。(この先、4月5月になると全国で上映されていく予定)新宿駅の中央東口を出てすぐの新宿武蔵野館は便のいい場所ですので、もし東京に出られる予定がおありでしたらお時間を作って頂いてご覧になって頂けると幸いです。 監督の山川元さんが脚本も手がけているのですが、小説版の東京原発も、細かい描写と間の取り方がまた映画とは違っておもしろいです。こちらもぜひ!(コナン)
夜の7時台という時間帯から予想できたように、やはり浜岡原発についての言及はありませんでしたが、私たち浜岡原発の事故を危惧する者としては、番組で東海地震を取り上げてくれるだけでも非常にありがたく思います。 東海地震をはじめとする大地震への関心が高まれば、その延長線上にある浜岡問題の存在にも突き当たる人は多いはずだからです。 皆さんもご存知の通り、私たちの依頼は取り上げられることはありませんでしたが、最終回に東海地震のことを取り上げたのは、もしかしたら私たちの想いが番組のプロデューサーに届いたのでは? と個人的に感じています。 今の日本のマスコミ、特に電力業界に決して逆らえないテレビ業界で地震と原発を結びつけるような番組は作れないものの、その代わりに地震に対する意識を高める内容のものを作ってくれたのではないかと想像しています。 しかし雑誌や新聞、テレビなどの現場で働く人々の中には、なんとかしてこの問題を社会に訴えたいと、機会をうかがっている人たちが沢山いると信じています。(山内)
それによると「原発に比べ自然エネルギーが高いと言われても本当かわからない。原発というわけのわからない古くからの伝統を一度ご破算にしてエネルギー政策を考えるべきだ。そうしないと、一部の利権関係者のためだけの議論で、自然エネルギーがまともに議論されない政治状況がいつまでも続いてしまう」と河野氏が発言したとのこと。 河野氏は自身のメールマガジン「ごまめの歯ぎしり 04年1月13日号−2 」号で原発についてこう書いています。 「競争力のない産業を整理し、新たな産業を興すということが国策になりつつあるこの時代に経済産業という名前を持つ役所が、新規産業の有望な種(自然エネルギー産業)を省益のために平気で殺している。 「経済産業省は自分たちの政策ミスを表には出したくないし、天下りやらなんやらのおいしい蜜である原子力を維持したい(まさに厚生省の年金と同じだ)。 私たちはすべての原発の廃止を求めるいわゆる「反原発」の立場を取るものではありませんが、浜岡原発が止まらない理由は河野氏が上で説明する通りです。 いかに浜岡原発が危険な場所にあろうとも、そんなところに原発を立てた責任と、たとえ一機でも原発を止めることの影響が他に及ぶことを官僚と政治家、電力業界は恐れています。 唯一の救いは河野太郎氏のように自身の信念に基づいて発言する勇気ある政治家が存在するということでしょうか。 静岡県選出の国会議員なら、ほとんどの人が浜岡原発に小さからぬ不安を抱えているはずですが、彼(女)らから浜岡についての発言はほぼ全く聞かれません。(原発事故よりも選挙で落選の方が恐ろしい?) 「通販生活」(←全文掲載)や「サンデー毎日」(←全文掲載)「文藝春秋」(←要約掲載)などで取り上げられているように、東海地震で浜岡が大事故を起こせば経済不況や自衛隊のイラク派遣どころの問題ではありません。 自民党・河野太郎議員のような真に国を思い、気骨のある政治家が彼に続くことを願ってやみません。 中電では、完成間近の5号機を6日に報道陣に公開、今月19日から燃料装荷、3月下旬初臨界、4月には発電を開始との予定を公表しました。営業運転は、来年1月予定となっています。 5号機は、柏崎刈羽6・7号機に次ぐ国内3機目のABWR型で、出力138万キロワット、1号と2号を合わせた出力とちょうど同じです。昨今の電力需要低迷からすれば、県内自治体議会から廃炉要求の強い1・2号の代わりに5号、というのが中電の腹ではないでしょうか。 しかし、どんな原発も東海地震には危険です。まして新型の、しかも初期故障の盛んな時期に地震に襲われるのは、ゾッとする話です。ですが、県内ではほとんど抗議の声は聞かれません。4回に分けて行われた核燃料搬入も、19日が最終回ですが、特に反対の動きなし。 どうぞ、全国から試運転ストップの声を殺到させてください。(SEA) 送り先は、中部電力株式会社社長 川口文夫様宛で、 FAX:052−957−1352 ■1月22日(木) 18日放送のNHKスペシャル、貴重な好番組でした。厚い堆積層でろ過された長周期の地震波が、なかなか減衰しない長時間の揺れをもたらし、それに同調する固有周期を持つ超高層のビルが、地表では震度ゼロにもかかわらず、頭頂部が共振して大揺れに揺れたという実話。 十勝沖地震による石油タンク火災の解明もこの長周期地震波によるとの明快な指摘でした。入倉氏をはじめ、地震、土木、建築などの良心的な専門家が多数登場したのもたのもしく感じました。これから大都市はどうなるのでしょう。 原発に直接関係するかは別として、「何もわかっていない」「地震は起きてみなければわからない」という多数の地震学者の証言にもかかわらず、東海地震による影響をすべてわかっているかのようにいう中電に、空恐ろしさを感じていました。この新事実も、なんら知られていないところで超高層ビル
が続々と建てられてきたことを明らかにしました。今でもまだ、認知されていないのです。(SEA) 中部電力と原子力安全・保安院への質問状 120万部を誇る雑誌に浜岡の問題が堂々と載ったなんて、なかなか信じられません。涙が出る想いです。これを機会に、浜岡原発が抱える深刻さの意味を一人でも多くの方に理解していただけたらと願ってやみません。(山内) フランスを推すEU側は、<1>地震がない<2>気候が温暖<3>すでに核融合の研究施設があり、研究者の知名度が高いなどを主張しています。ニュースの詳細 ここで注目すべきは、フランスに地震がないことをメリットとして主張するということは、逆に言うと六ヶ所村には地震があるということを意味していることです。 放射性廃棄物の処理工場が建設中の六ヶ所村では、中規模の地震が定期的に起きているようです。 少なくともM8.4級の東海地震よりは小さな地震しか予想されていないはずです。 原発とITERでは性格が違うとは思いますが、核を扱う設備にとって地震が致命的な損傷を与える可能性があることをEU側は主張しているわけです。 浜岡原発が置かれている異常きわまりない状況を世界に知ってもらいたいものです。 参考:村田光平氏「「国際核融合実験装置」(ITER)の日本への誘致を見直すようにとの嘆願書」 当選者に限って計測すると、「不十分」派が6人(うち自民3人)。「十分」派が4人(自民3人、自民系無所属1人)です。 8区で当選した塩谷立議員(自民)は「不十分。電力会社に対し不信感がある。ましてや大規模地震に耐えられるか不安が残る。原子力発電には賛成」と選挙前の候補者として、これ以上ないくらいに踏み込んで浜岡原発と東海地震の不安を口にしています。 多くの候補者たちは浜岡原発への不安を胸にかかえながら、電力業界の力に抵抗する難しさを感じ、歯がゆい想いをしていたのだろうと思います。
今こそ政治家が決断力とリーダーシップをもって浜岡問題の解決のために立ち上がってほしいところです。 「M8以上の巨大地震の震源域の真上に老朽原発がある。地震の専門家も強くこの事態に警告を発している。この薄氷を踏むような史上最大級の国家的危機に対応できずに、あなたは何のために政治家になったのですか?」と議員の皆さんに申し上げたいです。 ■11月5日(水) 次の日曜日の9日、衆議院選挙が行われます。その選挙に向けて、毎日新聞静岡支局がいくつかの質問を静岡県内の候補者に送り、その結果が発表されました。 な、なんと驚いたことにその質問の中に「(3)浜岡原発の安全対策は十分か」という項目が入っていました。 意外なことに浜岡原発の耐震性が十分だと考えている候補がとても少なく、自民党候補でも数名しかいません。 静岡県民の皆さん、ぜひこの質問に対する答えを参考にして投票してください。 毎日新聞アンケート上、中、下 各候補者の浜岡原発に対する回答の一覧 ■10月28日(火) とうとう3号機が再稼動を始めました。阪神淡路の地震では818ガルが記録されたのに対し、それより規模が大きな東海地震の震源域にある3号機は600ガルまでの耐震設計しかありません。更に、シュラウドのヒビという大きな不安を抱えながらの運転です。 私には中部電力と経済産業省・原子力保安院が正常な判断能力を持っているとは考えにくく、彼らの思考がどうしても理解できません。 これが、官僚が国策として一度決定した方針を変えることの難しさなのでしょうか。
本来ならば国民の選挙によって選ばれた政治家がリーダーシップをとって、国策を決定し、推進していくべきなのに、実際は、誰からも信託を受けていない官僚が法律のほとんどを策定するなど、国家を実質的に動かしているのは官僚です。 官僚たちの恐ろしさは道路公団の藤井総裁を見るように、主に与党系の議員とのつながりが深い上に、議員のスキャンダルのネタを握っていて、いざとなったら暴露するという暗黙の脅しをかけられることです。 しかし、当のその官僚たちが「国策」を必要と認めた上で推進しているかというとそんなことはなく、実際は何十年も前の先輩たちが敷いた路線を継承しているだけに過ぎないようです。 仮に、経済産業省の官僚が「浜岡だけは危険なので止めておいた方が……」などと発言したらアウト。出世もおいしい天下り先もすべてキャンセルされるのは間違いありません。そうすると、結局、官僚たちもシステムの犠牲者なのでしょうか。 この日本に「浜岡を止めてはいけない」と心から望んでいる人はほとんどいないのに、誰にも止められないという何とも不思議な現象が起きています! 一体、誰が一番「悪い」のでしょうか? 誰にこの暴走機関車を止めることができるのでしょうか? (山内) ■10月22日(水) 今日、浜岡原発の1〜4号機まですべての原子炉の運転を差し止めることを求める訴訟の第一回公判が開かれました。詳しくはここを読んでください。 7月に石橋克彦神戸大教授や茂木前予知連会長などが、相次いで浜岡原発の危険性を訴えたことで、原告側(浜岡原発とめよう裁判の会)の勢いは良いものと想像されますが、中部電力は徹底抗戦してゼッタイに危険性を認めないことは100%確実です。 私たち一般市民の感覚は、「危険性は低いのかもしれないが、万が一のときのために東海地震までは浜岡を止めておいてほしい」というものではないでしょうか。 大事故のときの悲惨さを思えばごく当然の感覚です。しかし、そんな素朴で当然の願いを完全に無視する中部電力と経済産業省・原子力保安院に対して強い怒りを覚えます。
昨年の9月から3ヶ月ほど浜岡の1〜4号機まで全部が停止していたことからも分かるように、浜岡原発が全部止まっていても電力供給には夏場の一時を除いて不足はないようです。 しかし、代替エネルギーがなかったとしたら、あるいは浜岡が稼動しなかったら電力が足りないとしたら、やはり私たちは【1】M8の東海地震の震源域にあり、【2】1,2号機が老朽化し、【3】地震の専門家も危険性を指摘する原発の大事故というリスクを負わねばならないのでしょうか? 電気は私たちの生活の利便性のためにあるのであって、電気を消費するために私たちは生きているわけではありません。 もしも、これ程までのリスクをおかしてまで原発を運転させねばならないとしたら、もはや私たちは電気の奴隷です。(山内) ■10月18日(土) 22日に更に数箇所を修正しました。 シュラウドにヒビが入ったまま3号機が今月末にも再稼動をする予定ですが、東海地震のようなM8以上の地震でヒビがどうなるか、とても心配です。10日に書いたように、その危険性を簡単に解説します。 浜岡原発は左の沸騰水型の原発です。制御棒が下から入っている筒状のものがありますね。 ←この部分がシュラウドです。中部電力のHPにも図があります。シュラウドは、原子炉の心臓部の圧力容器の内側にあるもので、原子炉を構成する最も重要な構造体のひとつです。高さおよそ7m、直径およそ4.5m、厚さおよそ5cmのステンレス製の円筒。 地震の際に、このシュラウドが崩壊したらどうなるか? 横揺れのシミュレーションしかしていない原発で、縦ゆれも含んだ複雑な揺れが起きた場合、燃料棒や制御棒のサヤのようになっているシュラウドが炉心を支えきれずに横にズレる(移動する)可能性があります。もし炉心が本来の位置から動いてしまったら、原子炉を緊急停止するときに核分裂を抑える制御棒が入らなくなります。制御棒はミリ単位で削られているので、少しのズレが命取りになり、最後にはチェルノブイリ型の核暴走につながりかねません。 また、シュラウドが完全に崩壊したら、上に載っている気水分離器などの機材が炉心の上に降ってくることでしょう。 シュラウドの肉厚がどれだけあっても、物体にヒビが入っていたら、地震の揺れの衝撃が弱いところ(ヒビの部分)に集中して一気に裂けてしまう可能性があります。 また、元GEの技術者の菊地さんによると、もっと恐ろしいのは、再循環系のパイプの破損です。このパイプは原子炉からAループ6本+Bループ6本の計12本(その内2本は内径が60CMもあります。)伸びていますが、原子炉とのつなぎ目の根元の部分にヒビが入っていたら一気に壊れて冷却水が喪失する事態になりかねません。この際、一本でも外れたらそこから冷却水が噴出すのでメルトダウンです。中部電力は、この根元部分のヒビの検査は他の部位に比べて被爆量が多いためできないでいるようです。菊地さんの話では、仮にヒビが入っていても、交換には大変な被曝作業をともなうので、とてもできないとのこと。 また、根元から伸びた先のところでも溶接でつないだ部分は衝撃に弱く特に危険です。 実は私も原発の構造には全く不案内で、人から教えてもらったり本を読んだりして「解説」しているわけですが、知れば知るほど恐ろしくなってしまいます。何も知らなければ、楽しく日常の生活に埋没できたのに……とも思うこともあります。しかし、知ってしまった以上、状況を放置するわけにはいきません。それが大人としての責任ではないでしょうか。(山内) ■10月13日(月) 今日は早稲田大学で行われた「ピースルネッサンス」に行ってきました。いくつかのブース(会議室?)にいろんな団体がいて、それぞれ説明をしていました。 私もコナンさんと一緒に浜岡原発ブースにいて、この問題を初めて知ったという方たちと一緒にいろんなお話をしました。 今回、改めて思ったのですが、東海地震のことや浜岡原発の問題点などを一から説明するのは、とにかく時間と労力がかかります。 一方、インターネットが浸透したおかげで、説明をホームページが24時間休みなしでやってくれるわけです。しかも、非常な低コストで! 中部電力は莫大なお金をかけて近隣の町を回って、住民を説得したり、テレビCMや新聞の折り込み広告をうっているわけですが、人員もお金もほとんどない私たちの武器はインターネットです。 読者の皆さん、メールや掲示板など、浜岡問題をアピールするのにインターネットの力をフルに活用してください!(山内) ■10月10日(金) これまで休止していた浜岡原発3号機が今月末にとうとう再稼動するそうです。原子炉内部のシュラウドという、炉心を包んでいる大事な部分にヒビが入っているのですが、そのままの状態での運転を原子力保安員が認めたからです。 ヒビ入りのシュラウドが大きな地震の際にどんな危険があるか、後日解説したいと思います。 話は変わりますが、以前、少しだけ一緒に浜岡を止める活動をしていた方が、来年アメリカに移住するという連絡を受けました。詳しい事情は聞いていませんが、恐らく浜岡原発の危険から避難するためです。 せっかく一緒になんとかして浜岡を止めよう、という気持ちが(少なくとも私には)あったのに、とても残念です。 しかし一方で、電力会社の広告料の支配から逃れられずに危険性の隠蔽に加担しているマスコミや、なかなか聞く耳をもってくれない一般の人々、そして浜岡を止める活動をしている私たちの行動の鈍さに絶望して見切りをつける気持ちもよく理解できるのです。正直に言うと、私自身も沖縄かどこかに移住したいという気持ちはあります。 3号機のシュラウドがヒビ割れたまま稼動する意味や予想される地震の規模など、いろんなことを知れば知るほど、本当に恐ろしくなるのです。(山内) ■9月29日(月) 私たちは浜岡原発を東海地震まで止めておくために、その間の損失分を国が中部電力に補償することを提案しています。中部電力も企業なので、浜岡の全機を長い間休止していたら倒産してしまいます。 □ 大地震が来るから、万が一のリスクを回避するために原発を止めておく。 これは口で言うのは簡単ですが、現実には容易なことではありません。 中部電力は企業なので、経済的な補填さえあれば休止を受け入れることもあり得ますが、最大の壁は中央の官僚にあるようです。 それはどういう事かというと、「原発推進は国策である」ということです。
30年も昔に立案されたダムの計画が、いまだに生き続けているという話をよく聞きませんか?
●原発がどれだけ危険だろうが、官僚にとってダムや空港などと何ら変わらない。 マスコミは広告をエサに猿ぐつわをかまされ、国会議員も選挙が恐くてほとんどの議員は見てみぬ振り。 この巨大なタブーを破るためには、皆さんが声を上げてくれることが一番重要です! (山内) ■9月21日(日) 今日、テレビ朝日系列で【緊急サバイバル特番!巨大地震は必ず来る!!】「徹底分析!もし東京を巨大地震が襲ったら…あなたは生き残れるか」という番組が放映されました。 出演者を見るとバラエティ色が強いものだということが分かったので、予想される被害の詳しいことは省かれるだろうとは思っていましたが、やはり危機感はかなり薄められた作りでした。 また、東海地震の震源地のど真中にある浜岡原発についても、まったく触れられず仕舞いです。巨大地震を考える上で、一番深刻に考えなくてはいけないのが原発だというのに……。 しかし、電力会社がいろいろな番組のスポンサーになっているのも、こういう番組で原発に触れさせないためなのだから、当然と言えば当然です。 東海、東南海、南海の3つの巨大地震が同時に起きる可能性が高いとのことで、ただでさえ物凄い大変なことなのに、これに原発事故が加わったら救いようがありません。 電力会社は莫大な資金でマスコミの首根っこをつかんでいて、「これで私たちの生命と財産の安全は守られるのか?」という疑問を提出することも許しません。 このタブーを破るには、世論という皆さんの強い後押しが必要です。(山内) ■9月20日(土) 本日の昼過ぎ、関東地方でM[5.5の地震がありました。誰もが八ヶ岳の串田さんの予測が外れたと思っていたところでの地震でした。 地震規模が小さかったのと震源地が東にずれた点などを除けば、串田さんの予測は当たったことになりますが、今回の地震が、観測の異常の結果なのか、それとも全く別のものだったのか大変気になります。 おそらく現在、分析の最中だと思われます。結果発表を待ちましょう。(山内) ■9月16日(火) 関東直下型地震の「危険日」の一日目である16日が過ぎました。最も危険なのは、残すところ明日の17日です。 また、さきほどEPIO応援班のHPが更新されました。それによると21日までに地震がおきなければ、発生は当分先になる可能性もあるとのこと。 会員に送信されたFAXの画像 ⇒ http://www.jpinfo.ne.jp/epio/1152.gif もちろん大地震は起きて欲しくありませんが、遅かれ早かれ発生が避けられないものならば、予測が当たってくれた方が、今後、東海地震などの予測に大きな助けになります。なんとも苦しい気持ちです。 もちろん関東在住で、今回の予測に不安を感じている人たちは、この数日を脅えて過ごしています。私もそんな一人です。せめて、万全の準備をしておきたいものです。(山内) ■9月12日(金) 現在、一部の人々の間ではありますが、9月17日頃に南関東で地震が起きる可能性があるとする予測が反響を呼んでいるようです。 八ヶ岳南麓天文台地震前兆観測センター「応援団」のカウンターはものすごい勢いで増えていっています。 FM電波でのこの予測が当たるのかどうか、もちろんまだ分かりませんが、例え今回の予測が空振りに終わったとしても、被害を最小限に抑えるために、ひるまずに今後も積極的に情報発信してもらいたいです。 もちろん、東海地震の予測も期待しています。(山内) ■9月9日(火) 今週号の「週刊朝日」に「民間研究者が、非常に興味深い記事を載せています。民間の地震観測者が「9月16日、17日を中心の前後2日の間に東京・神奈川を中心とした南関東圏でM7以上の地震が起こる可能性を示す兆候が観測された」と予測しているそうです。もう少し詳しい情報は、このページをご覧になってください。 東京直下の地震が起きた場合の被害予測を東京都が作っています。それによると、(冬の午後6時に発生した場合)住宅の焼失面積は東京都全体の7.6%。焼失棟数は約38万。死者は7000人程度となっていますが、阪神大震災のことを思うと。明らかに少な過ぎます。 38万棟が焼けてしまうということは、一面の焼け野原が墨田や大田、板橋、中野区、杉並区などで広がるのでしょう。 経済も人材もすべてが東京に集中していることを考えると、この地震によって、私達日本人の生活はガラっと変わるだろうと思います。日本経済が壊滅的な打撃を受ければ、連動している世界の経済もかなりの痛手を受けることは100%確かです。 東海地震によって浜岡原発が大事故を起こすなどということを想像するのは難しいのは確かですが、東京直下の地震によって世界が大きく変わりうることを思えば、浜岡の事故もあり得ないことではないと考えていただけるのではないでしょうか。(山内) ■9月1日(月) 今日は80年前に関東大震災が起きた「防災の日」です。今年もNHKを始め、各マスコミは地震対策の問題点(耐震補強だとか)を取り上げていました。 しかし、地震時の避難路の確保や行政の指揮系統など、様々なチェックポイントを挙げていながら、「地震の時に原発は大丈夫だろうか?」という問いは皆無でした。 7月に地震学の大権威が「東海地震のときに浜岡原発は非常に危険だ」とこれ以上ないくらいに明確に指摘しているのに、これはどういうことか? 考えてみたら非常に不自然な話ではないでしょうか。 いくら想定どおりに避難できたとしても、原発がコケたら意味はないというのに、まるで問題そのものが存在しないことになっている! 今日の官民あげての東海地震の大訓練は茶番です w。(山内) ■8月28日(木) 現在、浜岡原発は2号機と4号機が稼動中です。中電・運転状況 今日のニュースでは3号機でも、今後5年間はシュラウドにヒビが入っていても問題なしという判定を中部電力が下したそうです。 3号機は「10月下旬には運転再開に必要な点検を終える方針」ということなので、年内にも運転再開するのでしょう。 すでに4号機はシュラウドにヒビが入っていてもOKということで稼動していますが、本当に東海地震の際に大事故につながらないのでしょうか。とても不安です。 出版や報道関係の仕事の皆さん、どうかこの浜岡の問題を取り上げるようお願いします。もうあまり時間がありません!(山内) 趣旨は、昨年のW杯の時にベッカムも泊ったホテルのすぐ近くにある浜岡原発は、巨大地震の震源域の真中にあり、東大名誉教授の茂木清夫氏や神戸大の石橋克彦教授らが、先月相次いで学会でこの危機と異常性を訴えている。 また、浜岡原発が建っている地盤は砂岩と泥岩からなっている相良層から構成されており、ひとたび事故が起これば被害は首都圏まで及ぶ、というものです。 ■8月21日(木)
今日から日記風に浜岡関連で起きたことや感じたことを簡単に記録していきたいと思います。 最近、朝日新聞の朝刊で「地震の国で」という連載記事が掲載されています。9/1は関東大震災の記念日なので、それに合わせての企画でしょう。 その連載の2回目「無防備都市」で東京は災害危険度指数がダントツだとありました。指数は東京710、サンフランシスコ167、ニューヨーク42、香港41、ロンドン30、ヨハネスブルク3.9などです。 恐らくこの指数は地震や火事などの際、どのくらい危険かを表したものだと思いますが、東京の指数に原発事故が算定項目に加えられているのか気になります。 地震で原発事故が起きたら、他の対策をしてもほとんど意味がないわけで、朝日のこの連載に「地震で原発は本当に安全なのか?」という視点がないならば、これほどの「無防備」があるでしょうか。(山内) |