問1.今この時期に政治家になることにした理由
世界にはあまりにも戦争があふれています。今後の日本もどうなっていくかわかりません。私は30年前から政治を外側から応援してきました。平和に向かっていく政党は、どこでも応援するというのが、私のスタンスでした。3年前にいくつかの党から、出馬の要請を受けましたが、平和は2番で党利党略に陥っている姿にショックを受けました。
その原因は政治が利権化されてしまったところにあると思います。政治の役割は平和ですから、平和を担えない政治家だけに任せて、安全な場所にいて外側から批判だけしているのは、不自然ではないかと思い始めてきました。国家の安泰は、内政・外交そして国際協調にあります。内政は年金など、外交は北朝鮮、イラクへの自衛隊派遣などの問題がすっきりしていません。この3つに共通する問題点は、歴史的な利権に根ざしています。その利権をあるべき姿に戻していくことが必要です。
今こそ平和の気持ちを運べる人がもっともっと政治に参加しなくてはいけません。愛と平和を唱えてきたアーティストこそ必要だと思います。まずミュージシャンの私が先頭をきって歩こうと思います。
問2.参議院議員を選ばれた理由
私は、平和・環境・先住民などすべての問題に参加し、魂をかけてきました。そのすべての魂を動かすことができるのは、参議院全国区しかありません。
問3.政府が直下地震が発生すると想定する場所(東海地震想定震源域)にある浜岡原発の運転を継続していることに対してどう思いますか?
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根底から反対である。危険の二重構造を持つのは許せません。
問4.浜岡で原発震災(地震災害+原発災害)が起こった場合、人類が受けるダメージはどのようなものと考えますか?
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チェルノブイリの事故や、酸性雨、地球温暖化の問題など、多くの問題が国境を越えています。もし浜岡で原発震災がおこれば、計り知れない問題の連鎖反応をおこして、人類の未来に暗雲を投げかけるでしょう。
問5.浜岡原発をかかえる静岡県の場合、民主党静岡県連の支持母体である連合静岡の中に原発を止めたくない派が強く、民主党として浜岡原発の運転停止を声に出せない現状があります。どう乗り越えるお考えですか? |
「君子危うきに近寄らず」という言葉もありますが、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざもあります。私の信念を曲げてまで、党に追従することはしません。小異を改革していくとお答えしたとおりです。
現在の選挙制度は、供託金や立候補予定者数の問題で、少数派が出られない仕組みになっています。小泉政権は数の論理で、かつてない暴政をおこなっています。それにムチを打てるのは、今のところ民主党しかありません。イラクでの日本人拘束の問題の時、小泉政権は自己責任を問いました。自己責任を問う国家は、国家責任も問う資質を持たなければなりません。国家責任を問わない国家というのは、独裁国家です。アメリカやそれに追随する日本は、民主主義をイラクに輸出しながら、独裁を輸入しているんじゃないかと思える時もあります。かつて武器を放棄したことのある沖縄の心を、民主党という乗り物を借りて表現できれば、大きいインパクトを与えられると思っています。
私と民主党の間には、確かに意見の違いがあることは承知しています。そして、その事を大同小異として片付けるつもりはありません。小異をしっかりと改革していこうと思っています。
Q7.政治家になるということによって、数の論理の中に身を投じることになりますが民主党に入ってこれから多数を見方につけていくビジョンがございますか? |
政治は多数の結果によって行使される。故に質がおろそかになりがちである。質と量の整合性を計っていきたいです。
Q8.国民との対話なしに政治はできないと思います。当選のあかつきに喜納昌吉さんが行う対話の方法はどんな方法をお考えですか? |
音楽と直接的な言葉、文字など表現できるあらゆる手段を用いてやっていきます。
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