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掛川市の意見書



中部電力浜岡原子力発電所1、2号機の休炉を直ちに求める意見書


 昨年11月の1号機配管破断事故及び水漏れ事故以後原子炉を停止して1、2号機点検作業と事故防止対策を実施してきたにも関わらず去る5月25日未明、前日に運転再開したばかりの2号機で、水漏れ事故が発生しました。
 これは、前回の事故以後に検討されたという再発防止策が充分に機能しなかった表れであり、通常の定期点検や今回の自主的安全点検への信頼を失わせる事故であります。特に、原発の安全性を確保する緊急炉心冷却装置で事故が起きていることが問題で、常に浜岡原子力発電所1、2号機が再びこのような事故を起こしうる状況にあり、周辺住民は原子力事故災害の恐怖に怯えています。
 特に、東海地震想定前設計の1、2号機については、一旦事故が起きると甚大な被害が予想されるとともに壊滅的な災害に発展する可能性があります。
 よって、地域住民の生命財産を守り、安心して生活できる環境を構築するために、中部電力に対して、徹底的な原因究明、既存のシステムにとらわれない点検システムの抜本的見直し、及び東海地震の過ぎるまでの間1、2号機の休炉を直ちに行うよう指導することを強く要望します。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成14年7月2日

静岡県掛川市議会