5.その時、どうなる? どうする!


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首都圏をジワジワとむしばむ放射能



ハマオカの原子炉が爆発した8時間後には、3000万人が暮らす首都圏全体を放射能が包みます。

 そして、体に入った放射能は、体の中からジワジワとむしばんでいきます。


水や食べ物があぶない



放射能は東海地方や首都圏だけでなく、風に乗って全国各地の畑や田んぼ、沿海に散らばり、農産物や海産物は放射能で汚染されてしまいます。



数百万人がガンで死ぬ

 放射能が季節風に乗って首都圏にひろがった場合、200万人以上がガンによって亡くなると、京都大学の原子力専門の先生は予測しています。



まず犠牲になるのは子どもたち

 育ちざかりの子どものからだは、オトナにくらべて何倍も放射能を吸収しやすく、チェルノブイリ原子力発電所の爆発事故では、

放射能を浴びて白血病やガンになったたくさんの子どもたちが、大人になった今でも亡くなったり、病気に苦しみ続けています。



逃げたくても逃げられない

 放射能で汚染された首都圏の土地の価値はほとんど無くなり、日本の政治経済を動かしている首都機能が止まると、日本の円、株、地価は大暴落。

銀行や信用金庫、郵便局の預貯金は封鎖されて引き落とせなくなり、政府は被災者への巨額な補償金を出せなくなります。



「逃げる」か「閉じこもる」か、ふたつにひとつ

 東海地震が起こって、ハマオカの原子炉が爆発したら、首都圏の人たちはどうすればいいのでしょうか?

 答えはふたつあります。

 「放射能が届くまでに、できるだけ遠くへ逃げる」ことと、

 「窓やドアを密閉し、その場に閉じこもること」。



ふだんからできる準備



放射能が飛んできた後は、水道が汚染されるかも知れないので、できるだけ水を貯めておきましょう。

 あと、日もちのいい食べものを、日ごろから家に置いておきましょう。
 
もっと詳しく知りたい方は、『放射能で首都圏消滅』を読みましょう。



放射能の「雨」があぶない



ハマオカの原子炉が爆発した後に降る「雨」には、大量の放射能が含まれています。

 防じんマスクにゴーグル、レインコートとポリ手袋などで身を固め、放射能から身を守ってください。


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